キーボード ハードウェア レビュー

【レビュー】HHKB Hybrid Type-S を購入しました。

2020年6月1日

10万円の給付金が入ったのに気を大きくして、キーボード好きなら誰でも一度は購入を考える HHKB (Happy Hacking Key Board) を購入しました。

HHKB とは?

Happy Hacking Key Board と呼ばれるPFU社製の国産では最高級のキーボードです。

1996年に発売され、現在まで複数のモデルを経つつ、販売が継続されているキーボードです。

一般的なキーボードには搭載されている10キーや、PageUp / PageDown キー、F1~F12キー等の周辺キーを極力取り除いたのが特徴になっています。

コンパクトなサイズに収めることで、すべてのキーが指の届く所に収まり、取り扱い易くなっているのが特徴です。

長期間に渡って使用する事を想定されて作られており、キートップもユーザーが交換できるように作られています。

尊師スタイル?

「尊師」とは、emacs 等を生み出した GNUプロジェクト創設者の、リチャード・ストールマンの事です。

HHKB の名称にも使われている Happy Hacking も、ストールマン氏が好んで使っていた言葉から来ています。

ストールマン氏が Note PCのキーボードがあるのにもかかわらず、あえて Note PC の上にHHKBを乗せて使っていたことから、そのような使い方で HHKB を使う事を「尊師スタイル」と呼ぶようになっています。

いつもそのような使い方をしているのかどうかはわからないのですが、そのような写真がネットに残っています。

普通に HHKB を置くと普通に Note PC のキーを押してしまうので、キーを押さないようにキーボードの上に置く板のようなものも発売されています。

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私はここまではやらないですw

私が購入したキーボードの種類

私は「Professional Hybrid Type-S」と言うモデルを購入しました。

いくつかのモデルが併売されていますが、このモデルの特徴は USB Type-C で有線としても使用できるし、Bluetooth 4.2 で接続して使うことができます。

  • Hybrid   無線 (Bluetooth) と 有線の両方が使える
  • Type-S  静音モデル

と言う意味になります。

この他にも「日本語キーボード」「英語キーボード」「無刻印」etc とあります。

複数のタイプの HHKB が販売されていますが、これらのキーボードは見た目がほぼ同じなので、購入する時は注意してカートに入れましょう。

付属品は単三乾電池のみです。

単三電池の代わりにエネループでも動作します。

Hybrid と呼ばれるモデルは、Bluetooth でも接続できますが、USB Type-Cで有線接続も可能です(これは充電だけではなく、文字通り普通の有線のキーボードとして使える事を意味します)

製品に USB ケーブルは付属してきません。

USB  Type C で給電しながら Bluetoothで接続するという事もできます。

キー操作等 動作 特記事項
Fn + Control + 1~4 使用機器の切り替え
1~4に登録されている機器に接続
Fn + Q
Fn + Control + 1~4
ペアリング待機モード
ペアリング機器登録
すでにペアリングが登録されている番号を登録した場合、上書きされる。
Bluetooth 接続のままキー入力が30分無し 自動電源OFF
Fn + Control + 0 USB接続モードに切り替え
Fn + Control + W Windows モードに切り替え
Fn + Control + M Mac モードに切り替え
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墨 + Hybrid + Type-S は、需要が高いようで私が購入した5月頃はよく品切れしていました。

在庫が切れると公式ストア以外でプレミアがついたものが販売されたりしていますが、数日毎に在庫が入っているように見えるので、PFU公式 (Amazonや Yahoo にも出店していて入荷タイミングは同じに見えます)を小まめに確認するのが良いと思います。

HHKB は癖が強い

HHKB は、癖が強い事で知られています。

ホームポジションからほぼ手を動かさずにキーボード上の全てのキーをたたけるように作られています。

そのため、一般的なキーボードでは、アルファベットの周辺に置かれているいくつかのキーが省略されています。

それらの省略されたキーは、Fn キーとのコンビネーションで呼び出す必要があります。

Windows の日本語キーボード使いのユーザーが購入前に知って置くべき事

私は Windows の日本語キーボードを使い続けているので、Windows の日本語キーボードから HHKB の日本語配列キーボードに乗り換えた時の違いについて書いておきます。

キー配置は変更可能ですので(キー上の印字と異なる事になりますが)、あくまでHHKBをデフォルト使用した場合でのキー配置の違いになります。

漢字変換キー(半角/全角)の位置が違う

半角/全角キーの位置が、一番下の列に移動します。

通常の半角/全角キーの位置には Esc が来ます。

これは意外と使いやすく、少し使うと慣れてきました。

Control キーの位置が違う

Control キーの位置は、Windows の日本語キーボードでは、左下隅ですが、これが Aキーの隣に移動します。

通常は、CAPS Lock が置かれる位置です。Macだと Control の位置で変わりません。

実は私は Windows の Control キーの配置になれてしまっているので、これに一番苦労しています。

Windows だと Control +C(コピー) / Control + V (ペースト)の組み合わせはよく使うので、この習慣を変更するのはなかなか大変です。

F1~F12までのファンクションキーが、Fnキーとの組み合わせになる。

私は F7をカタカナの変換に良く使います。それが Fn + 7 になりました。

Home / End / PageUp / PageDown などが Fn キーとのコンビネーションキーになる。

Home / End / PageUp / PageDown のキーも Fn キーと、右手の下の辺りのキーのコンビネーションになります。

その他のキーの組み合わせ

個人的によく使いそうなキーの組み合わせをメモしておきます。

キーの操作 動作
Fn + A Volume Down
Fn + S Volume up
Fn + D Mute
Fn + @
Fn + +
Fn + :
Fn + /

 

英字キーボードには矢印キーがない

良く、購入してから気づかれる方がいるようなのですが、日本語キーボードには独立した矢印キーがありますが、英語版キーボードには独立した矢印キーはありません。

英語キーボードの場合は、Fn キーとのコンビネーションで矢印キーの代わりをします。(同じコンビネーションは、日本語キーボードでも使用できます)

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英語キーボードの配列は Aamazonの商品画像 等を参考にしてみてください。

単独キーからコンビネーション入力になった事でブラインドタッチの範囲が増える

キーの違いは、慣れるのに少々時間がかかります。

この違いがあるため、私はしばらくこのキーボードを購入するのを躊躇していました。

これまで1個のキー入力で済んでいたのを2個のキーのコンビネーションにしなければいけないのでは、逆に使いにくくなると思っていました。

ですが、実際に使用して思ったのは、思ったよりもこれらのコンビネーションのキー入力は使いやすい事です。

理由を考えてみると、Fn キーとのコンビネーションになっても、キーボードがほぼ手の下に収まっているせいで、ホームポジションから手を大きく動かさずに入力する事ができます。

キーボードが手のひらの下にほぼ収まっているので、手をどけてキートップの印字を確認するのは、大変です。

そのため、必然的に、ブラインドタッチでキー位置を覚えることになります。

覚えてしまえば、キーボードの ホームポジションから手を大きく動かさずに各種周辺キーを入力する事が可能になります。

これまで周辺キー( 例えば Home / End 等)の位置を目視確認し、ホームポジションから手を大きく移動してキーを押していました。

ホームポジションから動かすと、またホームポジションに手を戻すのに少し時間がかかります。

現在は、ホームポジションは全くと言っていいほど動かないので、慣れるに従って、当初、思っていたよりも軽快に入力する事ができます。

HHKB を使うための心構え

私はとりあえずキーマップは変更しないで使ってみようと挑戦しています。

今の所、一番多い打ち間違えは、漢字変換です。

これまでの漢字変換の位置に、Esc が置かれているので、チャットの入力の最中に Esc をうっかり漢字変換のつもりで押してしまって、スポッと画面を抜けてしまった時が一番ショックが大きいです。

とは言え、現在、Windows の標準キーボードと、Mac の標準キーボードの両方を使えているので(Macの漢字変換キーはスペースの横)、HHKB は第三のキーボードとして、使いこなせるように特訓中です。

もちろん、素直にキーマップをできるだけ Windows に合わせてもいいのですが・・・なんとなくキーの印字とたたく位置が合わないのは許せないのでw

パームレストは必要か?

いろいろなブログで、「パームレストは必須」というような紹介がされています。

私もパームレストを同時に購入しようかなと思ったのですが、お値段が5,000円くらいするのが多いので、必要だったら購入しようと思ってまず本体だけ購入しました。

が、実際1週間程使ってみて、私的にはパームレストは必要ないんじゃないかな。と現思っています。むしろあったら邪魔かな・・・と。

暫く使ったら感想は変わるかもしれませんが、私は今のところシンプルにパームレストが無い方がいいかなと思っています。

あとで意見を変えるかもしれませんが、今の所はパームレストは必要に感じてません。

パームレストの有無は、体格も関係するかもしれないので、一応、書いておくと、私の身長は 170 cm です。

HHKBの良い所

うち心地が良い

やはり魅力の一つはうち心地だと思います。

ただこれは人によって好みがあると思うので、万人に共通でよいキーボードというのは無いと思いますが、大半の人は「良いうち心地」と感じると思います。

全てのキーが手のひらの下に収まっている

キーボードが手の平の下にすべて収まるサイズで、これまでホームポジションを崩して押さないといけなかったキーまでホームポジションを動かさずに押す事が可能です。

この「ホームポジションがずれる」とその後に「ホームポジションにも手を戻す」という作業が必要になります。HHKB を使ってみて、この移動が意外と無駄だったんだな。と気づきました。

この小さな移動がなくなる事で、入力の無駄がなくなるので、入力が速くなったという実感があります。

またアルファベット以外の周辺キーは、目に見えるので、どうしてもキーボードに目を落として確認し、周辺キーは完全なブラインドタッチでは無いケースが多いと思います。(少なくても私はそうでした)

HHKB の場合は、基本的にキーボードの全体が手でカバーされる範囲に収まっているので、目を落としても必要なキーが手によって隠れているケースが多いです。

例えば、「Home」を入力する時は、HHKB では、「Fn」+ 「k」ですが、「k」のキーが Home であると印刷は一応されていますが、通常「k」のキーは中指が乗ったままになっているので、目を落としても「k」キーの側面に印字されている「Home」の印刷は見えません。

そのため半ば強制的に、「k」キーは、「Fn」を押した時に「Home」になる。と暗記させられる事になります。

キーの位置を強制的に覚えさせられてしまう事になり、ブラインドタッチできる周辺キーも増えるので、その分入力も早くなります。

キートップの交換が可能

通常キーボードのキーがテカってきた頃には、次のキーボードにしようか・・・という事で新しいキーボードに交換する事がほとんどだと思いますが、HHKB の場合は、キートップの単体だけを PFU のサイトで購入して新品同様に生まれ変わらせる事ができます。

純正のキートップだけが販売されている他、互換性のある変わり種のキートップも販売されています。

HHKB の悪い所

うっかり意図しないキーを押してしまう事がある。

これは全体を押し込まなくても、キーが入力に反応するようになっています。

そのため、ぼーっとしてキーボードの上に指を置いたままにしていると、知らないうちにキーをわずかに押し込んで「っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっt」のようなチャタリングのような連続文字が入っている事があります。

ほかにもキーを押したつもりでなくても、手のひらがわずかに意図しないキーを押し込んでいる事がまれに発生し、自分は押したつもりがないので「何が起きたの??」となる事があります。

また、漢字変換時に意図せず変換を確定してしまい、入力を消して変換をやり直すという事をまれに起こしてしまっています。

ただ、これらはごくまれに起きているだけで、入力の気持ちよさもあるので、それほど気になってはいません。

手の重さをどれだけキーボードに預けるかの慣れの問題で時間が解決するかな。と思っています。

音は薄いキーボードに較べてかなり大きめ。

これは自分で一人で部屋でつかっている時はむしろ静かだなと思っていたのですが、電話会議でメモを取っていると、音が大きくていつも通りの感じでタイプするのはよくないな。。。と思いました。

私の購入したモデルは静音なモデルなのですが、それでも一般的なノートPCよりは、かなり大きな打鍵音がするので、カフェ等の公共の場で使用するような目的には向いてないと思います。

まとめ

お値段が高すぎるのがたまに傷なのですが、良いキーボードなのは間違いないと思います。

基本的にキーが極力減らされており、一つのキーに複数のキーが割り当てられている事から、使っているとブラインドタッチを強制される仕様になっています。

結果として入力がどんどん早くなります。

私は「ずっとこのキーボードを打っていたい!」とまでの中毒性はありませんでしたが、このキーボードに慣れた後、他のキーボードを使いたいか。と言われるとその中毒性も理解できるな・・・と思います。

確かに私のお気に入りのキーボードになりました。

やはりすべてのキーが手のひらの下に収まってしまい、ほとんどキーボードの印字を確認しなくて良い。というのは、はじめは不便ではないかなと思ったものの、逆に快適です。

スコスコとしたタイピング感覚も確かに気持ち良いです。

ただ、普通のキーボードでも大きく困る事もないので、ここまで高価なキーボードを購入しなくても良いかな。と思うのも事実です。趣味の世界が50%くらい入っている感じもします。

エンジニアだったり文書を書く人の場合は、一生使うデバイスですので、一度、経験してみるのはアリだと思いました。

私は黒を選びました。印字はデスクライトがある環境では見やすくは無いですが、普通に見えます。

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もっと印字が見やすい白もあるのですが、私は経年変化で白いプラスチックは黄ばんでしまうような気がしたので、長持ちしそうな黒を選びました。

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