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【レビュー】AirPods Pro を Android で使用できるか検証

2020年4月27日


私のメインスマホは Android なのですが、AirPods Pro が Android に接続できるか試して見ました。

基本的には普通の Bluetooth イヤフォンとして機能しました。Apple の iOS に組み込まれた機能については Android では使えないので、使い勝っては iOS デバイスより下がりますが普通の Bluetooth イヤフォンとだと思えば不満は無いと思います。

Android OS のバージョンによって動きが違う可能性もあるので、念のため私の環境を書いておきます。

テストした環境

  • AirPods Pro
  • スマホ XPERIA XZ2 Compact (SO-05K)   (Android 10)

AirPods Pro を Android で使用できるか?

普通に Bluetooth Device として接続します。AirPods Pro のケースの蓋を開いて、Android 側から Bluetooth デバイスを検索します。
はじめはなかなか認識しませんでした。がリセットボタンを押してリセットするとスルッと認識されました。

以下が検証の結果です。

動作 結果 備考
イヤホンを出した時の自動接続 結構、早く接続されます。ペアリング済みであれば、片耳を付けている間に接続されます。これは快適です。
タップ時の再生開始 / 停止 「YouTube」(ブラウザ/アプリ) /  「ミュージック」アプリで確認
2回タップで次の曲にスキップ Android標準 (XPERIA標準?)「ミュージック」アプリで確認
3回タップで前の曲のスキップ Android標準 (XPERIA標準?)「ミュージック」アプリで確認
イヤホンをケースに閉まった時の自動再生停止 普通に止まります。

iPhone の場合は、デフォルトでは AirPods Proを片耳をケースにしまった時点で接続が解除されます(自動耳検出 ON)
Android の場合は、片耳をケースにしまってもBluetooth 接続が解除されず片耳で使えます。AirPods Pro の両耳をケースに入れた時に Bluetooth接続が解除されて、再生が止まります。

「YouTube」(ブラウザ/アプリ) と「ミュージック」アプリで確認。

自動耳検出 × 耳に付けている時だけ音楽が再生される機能です。iPhone 接続では ON/OFF が選べます。ON の場合は片耳を外した時点で音楽が止まります。
Android の場合は OFF 設定です。(イヤホンを外しても音楽は止まらず、ケースにしまった時点で音楽が止まります)
イヤホンを付けた時の自動再生開始 × アプリで音楽を聴いていた時に、AirPods を格納 → 再生停止 → 再度 AirPords を付けた時に自動的に再生が開始されるか。

一回、Bluetooth 接続が切れると、次に接続しても再生は自動回復しません。
(iPhone の場合は、再度 AirPods Proを装着すると自動で、以前聞いていた所からはじまるのでこれが中々便利です)

長押し時のノイキャン ON / OFF 切り替え 普通に動作します。

但し、長押し時の動作は、以前に接続していた iOS の設定を引きつぎます

  • iOS12系 ノイキャンON/ノイキャンOFF のローテーション
  • iOS13系 ノイキャンON/ ノイキャンOFF / 外部音取り込み の 2つもしくは 3つ動作のローテーション(iPhone 側で動作を割り当てる事ができます)

AirPods Pro の購入時の初期状態がどうなっているか確認するのを忘れてしまったのですが、iPhone を持ってない人は恐らく iOS12系と同等の ノイキャンON/ノイキャンOFF は最低でもできると思います。

長押し時の動作設定の変更 × iOS 12系でも使えません。iOS 13系のみの機能です。iPhone 側から設定するものなので、Android では設定できなくて当然と言えば当然の機能です。
バッテリー容量の確認 × Android 標準ではできません。

Android 用の 「AirBattery」というアプリを使うと。バッテリー残量を確認できます。但しケースのバッテリー残量は表示されません。

フリーでも使えますが広告が表示されます。有償の場合の価格は130円です(以下は有償版のキャプチャーです。無償版はこの画面の下に広告が出ます)
AirBattery
参考:「AndroidでAirPodsのバッテリー残量がわかるアプリ『AirBattery』

イヤーチップ装着状態テスト × iOS 12系でも使えません。iOS 13系のみの機能です。
iOS 13系では、きちんと耳に装着できているか iPhone 側でテストする事ができます。iPhone 側から行うものなので、Android では設定できなくて当然と言えば当然の機能です。
マイク機能 未テスト

AirPods Pro と iOS を接続した時の動作制限

AirPods Pro は、iPhone と接続した時でも iOS 12系 と 最新のiOS 13系でできる事が少し違います。

以下で紹介する画面は iOS のみの画面で、Android では当然、これらの設定はできません
Android と接続した場合は、単純なノイズキャンセリングイヤフォンとして接続されます。

iOS 12.4.6 の設定画面です。
iOS 13系と違い、外部音の取り込みモードはありません。

iOS 13.3.1  いろいろな細かな設定ができます。( 以下のような設定画面は iOS 12.4.6 では設定できません)
イヤーチップ装着状態テスト、外部音取り込みなどができます。

長押しした場合の動作を以下の画面で選べます。
「ノイズコントロール」を選択した場合は、「ノイズキャンセリング」「外部音取り込み」「オフ」の3つの選択肢から2つもしくは3つの動作を選択します。選択した動作が長押し時に切り替わる動作になります。

以下で設定した動きは、AirPods Pro 側で記憶されて、Android デバイスと接続した時も維持されました。(Siri を設定した時の動きは未確認)

AirPods Pro のメリット / デメリット

個人的に感じた AirPods Pro のメリット、デメリットです。

メリット
  • 小さい。コンパクト。
  • 接続が速いので快適。特に何の操作も無くケースから出すだけで繋がる。
  • 防水なので運動時も使える。
  • ノイズキャンセリングは普通に効く
デメリット
  • 音量がスマホ本体側でないと調整できない(音量を調整したい時はスマホに手を伸ばす必用がある)
  • 端子が Lightning (やっぱり USB-C の方が良いです・・・)

購入する前は、音量調整はスマホ側ですれば良いかな・・・と思ったのですが、通勤時に電車から乗ったり、降りたり、周りの環境が変わる度に音量調整を意外にしている事に気づきました。音量調節のために、毎回スマホに手を伸ばすのが意外と面倒くさかったです。

ノイズキャンセリングの ON/OFF 等はそんなに頻繁に使用しない(むしろ一回設定したら変更しない)ので、音量の調節機能を付けて欲しかったです。

その他には、以前使っていた SONY のノイキャンのイヤホン (MDR-NWBT20N) は、運動中に付けていて汗で LEDが点かなくなったので、防水なのは嬉しいです。

ノイズキャンセリングについて

ノイキャンの性能については、いろいろ意見があるみたいですが、BOSEのノイキャンヘッドフォンや、SONYのノイキャンのヘッドフォン(MDR-1000X )、SONY のノイキャンイヤホン (MDR-NWBT20N) を使ってきましたが、特に AirPods Proが良いかと言われてると、普通だと思います。

これまで他のノイキャン製品を長くつかってきた人には大きな驚きは無いと思います。どの辺りのノイズを、どれだけ強く消すかは製品の個性のレベルだと思います。

強くノイズを消すと耳への圧迫感強くなる(人によっては頭痛の原因)のと音質の悪化を招くので、BOSEのヘッドフォンの中にはノイキャンのレベルを調整できるものがありました。

AirPods Pro はやや強めで調整はできません。ON/OFFのみです。敏感な人だと少し気分が悪くなるかもしれないラインを攻めている気がします。

音質について

音質は悪くは無いですが良くも無い。という感じです。

このぐらいの価格帯なら何かしらの感動があるはず!と思って買うと肩すかしを食らうの確かなのですが、悪いかと言われると・・・そこまで悪くない。普通な感じの音です。カジュアルユースだと思います。

下手をすると安っぽい音。と思われそうな所をギリギリこらえて「すっきりした感じの音」になっていると思います。たまに中高音域が澄んでいるなと感じる事はありました。

AirPods Pro のケース

ケースを何を買うか迷う所ですが、私はこちらの製品を買いました。やや安っぽい感じもしますが、普通に良い感じです。

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リセットボタンはケースを付けたままだと押せないのが残念ですが、まぁ。滅多に押すものでは無いしいいかな。という感じで妥協しました。
今であれば、もっと良いケースがあるかもしれません。

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