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SMI-S(エスエムアイエス)/ CIM(シム)

2009年10月26日

SMI-Sは、最近の Storage 関連製品の監視・管理に使われる規格。SNMPでの手法はもう古いくなっているのかもしれない。
実際の会話の中では、「CIM(シム)を取得して・・」等の様に「CIM」という言葉で語られる事が(管理人の周りでは)多い。

CIM(シム)とは?

ストレージに限らず、ITにおける管理対象のデバイス(コンピューターだったり、ネットワーク機器だったり、ストレージ機器)を記述するための標準規格。Common Information Model の略。
DMTF(Distributed Management Task Force) という IT システム管理のための標準化団体が策定した。"Distributed" とあるので、分散環境を対象としているみたいだ。

実際に実装が先行しているのがストーレジの世界。

WBEM(ダブリュー・ベム)とは?

Web-Based Enterprise Management (WBEM) の事。ネットワークを介して行う、システムの管理技術群の総称。管理対象のデバイスから情報を取得したり、起動や停止、機能の実行、アラートの取得などの管理を行うための技術群。
これも CIMと同じ DMTF が策定した。

WBEMクライアントが、管理対象の要求をする人(管理ソフトウェア等)
WBEMサーバーが管理対象の情報を提供する人 (管理対象や管理対象の情報を管理しているサーバー)

Web-Based の名前からもわかる通り、HTTP/HTTPS プロトコルを使い WBEMクライアントとWBEMサーバーの間で通信を行う。

取り扱う情報は CIM の形式であり、HTTP/HTTPS の上に CIM-XML と呼ばれる XMLのメッセージを乗せて通信をする。

SMI-S(エスエムアイエス)とは?

情報の表し方の規格であるCIM と、その情報の操作方法の規格である WBEMをベースにSANの業界団体 SNIA(Storage Networking Industry Association:スニア) が定めた、ストレージ機器の管理手法。

CIM + WBEM のアーキテクチャーは、もちろん Storeage 以外にも サーバーやネットワークの情報を取得するための方法としても使用でき、プロプライアタリ(ベンダー独自)な手法による IT機器管理から、標準的な管理手法への移行の流れがある。
しかしネットワーク機器は、SNMPで満足?している様に見え、各OSやサーバーは各ベンダーの独自仕様で運用管理手法が固められている事などもあり、CIM/WBEMの普及は、ストレージ以外の分野ではあまり進んでいないように見える。

ストレージの場合は、Fibre Channel とSAN技術の登場により SCSI から管理する対象が一気に複雑化したため、新しい管理手法を求めていた Storage 業界と、Webや XML と言った技術の標準化の流れのタイミングが丁度合致して、CIM/WBEMが一気に普及したように思える。

理解があやふやになった時に読むためのリンク

SMI-S:ビジネス用語辞典 | Wisdom
SMI-S - Wikipedia
@IT:特別企画:ストレージ・ネットワーキング・トレンドレポート【前編】
SMISがストレージ業界に及ぼす影響(1/4) : SNIA-J
ストレージ・ネットワークの管理 - @IT情報マネジメント
日本HP - WBEMベースの障害管理ツールSFMとevweb
CIM エージェント開発者のガイド( IBM System Storage SAN ボリュームコントローラーマニュアル pdf )

WikiPediaリンク

Web-Based Enterprise Management - Wikipedia
Common Information Model - Wikipedia
SNIA - Wikipedia
Distributed Management Task Force - Wikipedia

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